2018/03/24

コ・メディケア時代のコントロールタワー

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病院から地域へ、病院から在宅へ、治療から支援へ。超高齢社会の進展に伴い、医療・介護の傾向がはっきりしてきました。ほかにも、チーム医療、チームケア、地域包括ケアシステムなど、医療・介護の潮流が形成されています。

総じて言えば、メディカル・スタッフ、ケア・スタッフの関連専門職は多岐に亘り、本格的なコ・メディケア時代に入りました。その中でも、調整役的な立場にあるのが看護師。とくに在宅、支援という観点から重要性を増しているのが訪問看護師です。

往診医師、服薬指導を行う調剤薬局の薬剤師、リハビリを担う理学療法士など、在宅コ・メディケアではそれぞれ重要な役割を担いますが、そのコントロールタワーとなるのが訪問看護師と言ってよいでしょう。

国と自治体は中長期的に在宅での医療・介護対象の高齢者数、及びその看護に要する訪問看護師数を地域ごとに見通し、訪問看護ステーションの設営を政策的に支援していく必要があります。訪問看護ステーションと地域の病院、及び訪問介護事業所との連携協力も望まれるところです。

可能であれば、病院勤務の看護師も一定期間、訪問看護師を経験することは、患者の退院後の在宅看護のあり方のみならず、病院看護のあり方を考えるうえで有益かもしれません。

PROFILE

元厚生労働副大臣
大塚 耕平

元厚生労働副大臣。早大卒後、日本銀行を経て2001年から参議院議員。日銀在職中に早大院博士課程修了(学術博士、専門はマクロ経済学)。内閣府副大臣(金融、経済財政、郵政改革、規制改革等担当)等を歴任。現在、早大客員教授、藤田保健衛生大客員教授を兼務。58歳。

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