2019/02/05

「自分は成長している? していない?」~ 看護師1年目は悩みの連続!(前編)

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読者ライター初投稿の「さわ」です。これからどうぞよろしくお願いいたします!

悩んでいませんか? 患者さんとのコミュニケーション。

新人ナースとして入職してからまもなく1年。日常業務や患者さんとの関わりにも少しずつ慣れて、いよいよ後輩を迎える方も多いかと思います。一方で、「失敗の連続でつらい」と感じることや、「コミュニケーションが難しい」と感じる患者さんを、担当する機会も増えているのではないでしょうか? なかには、「先輩は患者さんと上手に関わっているのに、わたしは何もできていない」と不安に思うことがあるかもしれませんね。

そこで今回は、新人ナースが抱えやすい『患者さんとのコミュニケーション』という課題を取り上げ、わたしがプリセプターをしていた頃の体験とともにご紹介します。

患者さんに看護師として何ができるのか?

仕事に少しずつ慣れてきた新人ナースが担当したのは、毎食後の服薬や検査を拒んでいる患者さんでした。治療を拒んでいるわけですから、先輩のわたしでも、その患者さんとの関わりは容易ではありません。ある時、新人ナースは「毎日治療を拒否している。わたしはこの患者さんに何もできていない」と悩みを打ち明けてきました。

わたし自身も日々、その患者さんとの関わりには頭を悩ませていたため、新人ナースが「何もできていないのではないか」と、思い悩むこと自体に疑問はありません。ナースとして信頼関係を築くのが難しい患者さんでしたが、今後、新人ナースがどのように患者さんと関わっていったらいいか、自身が成長できたと実感できるためにはどうしたらよいのかを、新人ナースとともに考えました。

患者さんが治療を拒んでいた原因を探る。

わたしは、まず、新人ナースの日頃の様子を思い返してみることに…。新人ナースは、毎朝一番に患者さんの所に足を運び、ベッドサイドでゆっくりと話を聴いています。患者さんも、新人ナースにいろいろな身の上話をし「自分に対して親身になってくれる看護師」として、彼女を受け入れている印象でした。

わたしは新人ナースに、患者さんがどのようなことに対して苦痛を感じているか、もう一度考えながら接してみてはどうかと伝えました。新人ナースは今まで以上に患者さんの話に耳を傾け、不安を受け止めようとしました。すると、患者さんにとって治療や検査は痛みを伴うことも多く、疲労感を感じていることがわかったのです。

「少しでも負担を軽くし、患者さんに治療に向き合ってほしい」…そんな思いから、私と新人は病棟カンファレンスでスタッフに相談してみることに。その結果、内服薬や点滴の使用回数を、医師と見直し治療に対する苦痛の軽減を図ること。そして、検査内容は数日前から患者さんへ説明し、了承を得ることになりました。

後編につづく

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  • 最初はみんなやっぱり不安だよね!それをサポートしてくれるs先輩の存在ってとても大切だと思います。さわさん初記事ありがとうございます。

  • 親身になり傾聴することで、問題点の改善に繋がっていくことが、患者さんに一番近い存在である看護師ならではだと思いました。
    私も新人の頃は緊張して、コミュニケーションに苦戦していたので頼れる先輩の存在は大きかったです。

  • 悩みながらも頑張っている新人と、それをちゃんと見ていてくれる先輩がいる、その体制がすばらしい

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